平面から立体へ|色と形を楽しむ「デザインキューブ」

通信制高校「美術Ⅰ」の第3回スクーリングでは、色と形を使ったデザインに挑戦します。

今回つくるのは、一枚の画用紙から生まれる**「デザインキューブ」**。

立方体の展開図に線を引き、色鉛筆で色を塗り分けてデザインします。

制作の最後には、展開図を切り抜き、のりで組み立てて立方体にします。

平面に描いたデザインが立体になったとき、どのように見え方が変わるでしょうか。

色・形・平面・立体。

デザインのおもしろさを、実際につくりながら体験してみましょう。

目次

今日のテーマ

平面から立体へ。色と形の組み合わせを楽しもう。

デザインでは、何かを上手に描くことだけが大切なのではありません。

一本の線。

一つの形。

そして、一つの色。

それらをどのように組み合わせるかによって、さまざまな表現が生まれます。

今回は、身近な画材である色鉛筆を使って、自分なりの色彩構成を考えてみます。

立方体の展開図から始めよう

最初に、立方体の展開図が印刷された画用紙を使います。

展開図には6つの正方形があります。

まず、その上に定規を使って斜めの線を引いてみましょう。

一つの正方形の中に線が加わるだけで、三角形や四角形など、新しい面が生まれます。

線の方向や本数によって、できあがる形も変わります。

色の組み合わせを考えよう

線が引けたら、次は色を考えます。

色鉛筆を使って、できた面を一つずつ塗り分けていきます。

好きな色を自由に組み合わせてもかまいません。

暖かい感じにしたい。

爽やかな感じにしたい。

元気な感じにしたい。

落ち着いた感じにしたい。

最初に自分なりのイメージを決めてから色を選ぶのもいいでしょう。

隣り合う色によって、一つの色の見え方も変わります。

「この色の隣には、どんな色を置こう?」

と考えながら、自分の配色をつくってみます。

平面から立体へ

色彩構成が完成したら、展開図を切り抜きます。

折り線に沿って丁寧に折り、のりしろにのりをつけて組み立てていきます。

一枚の平らな紙だったものが、少しずつ立体になっていきます。

そして立方体が完成すると、平面で見ていたときとは違う発見があります。

隣り合わなかった色が隣り合ったり、見る方向によって違うデザインに見えたりします。

平面で考えたデザインが、立体になることで新しい表情を見せる。

そこも、この課題のおもしろいところです。

完成した作品をいろいろな方向から見てみよう

立方体が完成したら、一つの方向からだけではなく、くるくる回しながら見てみます。

どの方向から見たときが一番好きでしょう。

友達の作品と並べてみると、同じ展開図からつくったとは思えないほど、さまざまな作品が生まれていることにも気づきます。

使った形は似ていても、

選んだ色や組み合わせ方によって、作品の印象は大きく変わります。

そこに、一人ひとりの個性が現れます。

この授業で大切にしたいこと

この課題では、特別なものを描かなくても、線・形・色の組み合わせだけでデザインが生まれることを体験します。

線を引く。

色を選ぶ。

色を組み合わせる。

切る。

折る。

組み立てる。

一つひとつは、とてもシンプルな作業です。

けれど、その選択を重ねていくと、最後には自分だけの立体作品になります。

同じ形から始めても、完成する作品はみんな違う。

その違いを楽しむことも、美術やデザインのおもしろさの一つです。

第3回のスクーリングでは、色と形を自由に組み合わせながら、**「自分で選び、デザインする楽しさ」**を味わいます。

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