身近な物を描く

身近な物を描く~ハッチング技法

よーく観察してみる

日常生活の身近なところに、なにげなく、あたりまえのように使っているものがあります。それらを改めて見つめ直して見ることで、普段見慣れているものや、あまり気にとめていなかったものでも、よーく観察してみると気づかなかった色々な発見があることを見つけてみましょう。

よく観て描くことと、観ないで描くことの比較をしてみましょう。

step1

では、一度は食べたことのある、見たことのある3つのモチーフをスケッチブックに、好きな画材で描いてみましょう。

  • キャンディー
  • ビスケット
  • 煮干し

 

step2

では、これから実際のモチーフを手元において、よーく観察して描いていきましょう。その前に、この授業で使う画材を紹介します。

  • 耐水性ゲルボールペン0.28
  • 水彩色鉛筆
  • スケッチブック

今回使う、耐水性ゲルボールペン0.28は、とても細い線が画けるペンです。それから耐水せいですから、線で描いた絵の上から、水彩色鉛筆で色をつけてもにじんだりしません。よーく観察して描くために、あえて消せる鉛筆は使いません。線、一本一本が真剣勝負になります。何度もモチーフを観察して描いていきましょう。

step3

では、まず始めにゲルボールペンで描くハッチング技法について練習してみます。

①スケッチブックの左側を使って、ゲルボールペン描き味を試して見よう!

ゲルボールペンゲルボールペン描き味を試して見よう

 

②ハッチング技法がきれいに描けるためには、描き始めのポチというインクだまりと描き終わりのかすれ、曲がりに注意しよう!

ハッチング技法ハッチング技法の注意点

 

③では、次にハッチング技法で明暗を描いていくので下記のように、ラフで5つのボックを描いてみよう。

明度の箱を準備

 

④では、ハッチング技法で明暗を描く実践です。線を縦横、斜めと重ねながらグレースケールを作ります。

ハッチング技法で明暗ハッチング技法で明暗を作って見よう

参考作品

アルブレヒト・デューラー(ドイツ語: Albrecht Dürer, 1471年5月21日 – 1528年4月6日)は、ドイツのルネサンス期の画家、版画家、数学者。同名の父・アルブレヒトは、ハンガリーからドイツ南部に移住してきたマジャル人金銀細工師である。

祈る手「祈る手」
「メランコリアⅠ」