色面構成

アクリル絵の具でマット表現

いよいよ、中盤です。ここで技量を磨いて下さい。

アクリル絵の具によるマット表現。難しいですよね。

コツはドライヤーを上手く使うことです。

緑や青は隠ぺい率が低いので、透けます。

適切な水で絵の具を溶いて、ドライヤーで乾かす。

ドライヤーは温風で水分を飛ばし、冷風でアクリルの樹脂材を固める(硬化させる)

これが一番早い乾かし方。乾かして、再び絵の具を塗る、この繰り返しでマットになります。

紙が濡れている内に、何度も筆でこすると、紙がボロボロになって悲惨な状態になります。

また、一度でマットに仕上げようとして、生の絵の具(チューブから出したまま)を筆にたっぷりつけて塗る人がいますが、乾いたとき、絵の具は紙の上で、わだちを作ることになります。

それから早く乾かそうとして、ドライヤーを紙に近付けて乾かしている人がいますが、絵の具がバリバリと割れてきて悲惨です。

適切な水で絵の具を溶かして、ドライヤーを使いながら、乾かす⇒塗るを繰り返すのが上手くマット表現をするコツになります。